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ロシアW杯=ブラジル代表、セルビアに勝利=E組1位で決勝T入り=一回戦はメキシコと対戦

貴重な先制ゴールを決めたパウリーニョ(Lucas Figueiredo/CBF)

貴重な先制ゴールを決めたパウリーニョ(Lucas Figueiredo/CBF)

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会第14日は27日、各地で1次リーグ最終戦が行われ、E組のブラジル代表はモスクワで行われたセルビア戦に2対0で勝利し、2勝1分けの勝ち点7、得失点差+4として、E組1位で決勝トーナメント進出、16強入りを決めた。
 同じE組のスイス対コスタリカ戦は、2対2の引き分けとなり、スイスが1勝2分けの勝ち点5で2位となった。
 開始早々9分に、世界最高の左サイドバックの呼び声も高いマルセロが負傷退場するアクシデントもあったが、セレソンは動じることなく、本領を発揮した。
 初戦のスイス戦は1対1で引き分け、2対0で勝った2戦目のコスタリカ戦も後半終了間際まで均衡を破れなかった。だが、この日のセレソンは前半から勢い良く攻め、試合を支配。前半35分にはパウリーニョの今大会初ゴールが飛び出し、先制した。
 髪型を頻繁に変えたり、コスタリカ戦勝利の後に涙したり、対戦相手を英語、スペイン語、ポルガル語で罵倒しているシーンがはっきりTVに映されたりと、何をやっても注目され、批判の対象となってきたエースのネイマールも、この日は敵のマークを自分に引きつけ、味方を活かすプレーに徹し、セレソン攻撃陣を統率した。

リオの大型スクリーンで応援する人々(Fernando Frazao/Agencia Brasil)

リオの大型スクリーンで応援する人々(Fernando Frazao/Agencia Brasil)

 初戦、2戦目とセレソンを苦しめた、スイス、コスタリカと同様に、セルビアも、反則も辞さないハードなマークで抵抗したが、この日のセレソンはそれを落ち着いてかわした。また、後半22分には、ネイマールの蹴ったコーナーキックにチアゴ・シウヴァがヘディングであわせて2点目を挙げ、突き放した。
 ブラジル対セルビア戦の前に最終戦が行われたF組は、スウェーデンが1位、メキシコが2位となっており、ブラジルの決勝トーナメント一回戦の相手はメキシコに決まった。ブラジル対メキシコ戦は、ブラジリア時間の7月2日午前11時に行われる。
 なお、28日はG組、H組の1次リーグ最終戦が行われ、大会16強が出揃う。H組の日本はブラジリア時間の午後3時から行われるポーランド戦に勝つか引き分け、また、負けても他会場の結果次第で2大会ぶりの16強入りとなる。