ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 「最後まで言わせてください」「まるであなたがインタビューに招かれた側みたいですね」―。インタビュー番組に招かれたブラジル共産党の大統領候補、マヌエラ・ダヴィラ氏が40回以上も発言をさえぎられ、「男性優位主義の現れ」との批判の声が出ている。この番組では、話題の人を招いて、多くの質問者が輪になって質問を繰り出す形式をとっており、発言中に別の質問が飛んでくる事は珍しくないが、彼女の場合は他の出演者の8~9回と比べ、異例の多さだ。質問者たちは「男性優位主義などではない」と否定しているが。
     ◎
 7月1日から、サンパウロ州内の有料道路の通行料が平均2・85%上昇する。上げ幅の2・85%は、昨年6月から今年5月までの12カ月間の広範囲消費者物価指数の累積上昇率と同等だ。前年に端数を切り上げたりしたため、今年は値上げされない料金所も四つある。通行料が最も高くなる料金所は、アンシェッタ街道リアショ・グランデ料金所と、イミグランテス街道ピラチニンガ料金所の26・2レだ。
     ◎
 27日のセルビア戦に勝利し、16強入りを決めたブラジル代表。セルビア戦の開始2時間前には、前回王者で、今大会も有力な優勝候補と見られていたドイツが1次リーグ最終戦の韓国戦でまさかの敗戦を喫し、早すぎる敗退となっていた。「ドイツが負けたぞ!」の歓声はいたるところで上がっていたが、ブラジルだって同じ轍を踏む可能性がないわけではなかった。16強で満足するファンなど一人もいないのがブラジル代表の宿命。2日からの決勝トーナメントに向けて体調を整えてほしい。