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《ブラジル》沖縄県人会=婦人連合会結成で団結高め=合同芸能祭に300人来場=さらに一体感ある活動に

挨拶を述べる具志堅初代会長

挨拶を述べる具志堅初代会長

 ブラジル沖縄県人会(島袋栄喜会長)が17日午後、同県人会館で『婦人連合会設立記念式典』と『第2回婦人合同芸能祭』を開催し、婦人会会員やその家族など約300人が参加した。芸能祭では発表への拍手はもちろん、発表者へ「お疲れ様」との労わりの声や再会を喜ぶ会話が聞かれるなど、和気藹々とした雰囲気の中、各支部の婦人らが心から楽しそうに芸を発表した。

 式典では連合会の役員、定款の発表などが行われた。初代会長となった具志堅シゲコさん(共和婦人会会長)は「婦人の皆さんをはじめ県人会役員などの協力があり、連合会を設立することができた。今後の活躍、活動を応援してほしい」と語り、挨拶とした。
 顧問には山城勇さんが就任。「県人会の活動は婦人会に元気付けられてきた。その婦人会の連合会結成は素晴らしいこと。気概を持って活動してほしい」と鼓舞した。
 芸能祭は野村流古典音楽協会などの「かぎやで風」で開幕。イピランガ婦人会によるコーラス発表では琉装の20人が八重山諸島の民謡「安里屋ユンタ」を歌い上げた。ヴィラ・カロン婦人会は「アシェー・ノブレ・ヴァガブンド」を発表。首里城を背景に、小気味のよい音楽に合わせてステップを踏み、観客を楽しませた。
 カントリーダンスを披露したサンタ・マリア婦人会は片手を腰に、もう片方の手で真っ直ぐ斜め上を指差す決めポーズと共に、「サンタ・マリア!」と叫ぶと会場から歓声が送られた。また婦人会だけでなく琉球舞踊協会など伝統芸能団体も参加。太圭流華の会、天願末子琉舞道場は8人で「浜千鳥」の緩やかな舞を見せた。

イピランガ婦人会のコーラス発表

イピランガ婦人会のコーラス発表

 午前に別会場で行なわれたラジオ体操大会に参加し、そのままのユニホームで駆けつけた仲村渠(なかんだか)弘子さん(81、那覇市)は「連合会ができたことでさらに団結力が強くなる。良いことだと思います。パラベンス!」と祝いの言葉を贈った。
 沖縄県人会青壮年会の新里哲男さん(67、南城市)は連合会設立について、「これからは各支部バラバラだった年中行事がまとまる。婦人会の活動も一体感が出てさらに活発になるのでは。今後が楽しみ」と語った。
 婦人連合会役員は以下の通り。【会長】具志堅シゲコ【副会長】池原昭子、宮城美奈子、大城幸子、真栄城千代子、神谷和江、新垣ジノ恵子エリザ【日語書記】川満美代子【ポ語書記】新城マリエ【会計】嶺井スミコ、山城順子【監査】知念バネッサ、玉城安子、平中正子【顧問】山城勇、宮城あきら【相談役】赤嶺園子、呉屋春美、比嘉玉城マリアナ、島袋直枝


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 婦人連合会の具志堅シゲコ初代会長によると、来年から婦人合同芸能祭の名前も『第3回婦人連合会合同芸能祭』になるそう。連合会を結成し他支部の婦人とのやり取りが増えたことで、今年の日本祭りで行われるギネス審査の出品料理が沖縄県人会から20皿出る予定だそうだ。「来年から連合会の活動を本格的に活発にしていきたい」と意気込みを語った。沖縄県人会でも女性の社会進出が進む。とはいえ、ただでさえ忙しい婦人会がさらに多忙になりそうで、ちょっと心配?!