現職正副知事が選挙違反で免職となったために起きたトカンチンス州知事選の決選投票は6月24日に行われ、州議会議長だったマウロ・カルレゼ氏(人権連帯党・PHS)が当選、9日に就任式が行われた。今回選ばれた知事の任期は今年一杯で、今年10月には、来年から向こう4年間の知事を決める選挙も行われる。新知事も当然立候補できるが、6月に当選した位だから、余程酷いスキャンダルに見舞われない限り、10月の選挙でも当選濃厚か。
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ロシアW杯準々決勝で敗退し、予定よりずっと早い帰国となったブラジル代表(セレソン)。だが、多くの選手はブラジルに帰らず、8日朝リオに到着した飛行機から出てきたのは7人だけで、肝心のネイマールはどこにいるかさえわからぬまま。往年の名選手ジーコは、「俺の時代はジャーナリストからの厳しい質問にも答えたし、ファンの罵声にだって耐えた。インターネットに『応援ありがとう』と書きこんで終わらせるなんて事はありえなかった」と苦言を呈した。こうした精神的幼さも、肝心なところで勝てなかった要因?
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世界知的所有権機関が10日、政治環境、教育、インフラ、ビジネスの洗練度を分析し、世界各国のイノベーション力(革新的なアイデアを実現する力)をランク付した年間グローバル・イノベーション・インデックスを発表、ブラジルは前年度の69位から5ランク上がって、64位だった。項目別では、市場規模(8位)、知的財産権への支払い(10位)などの評価が高く、資本調達(104位)、新規事業立ち上げの簡便性(123位)の評価が低かった。