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ブラジル五輪委が東京五輪に向けた選手団派遣計画を発表=派遣選手数はリオ五輪の半分に=日本でブラジル食材を調達

リオ五輪開会式の様子(Roberto Castro/Brasil2016)

リオ五輪開会式の様子(Roberto Castro/Brasil2016)

 東京五輪の開幕を2年後に控えた23日、リオのブラジル五輪委(COB)本部で、東京五輪に向けた選手団派遣計画の発表が行われたと、23、24日付現地各紙・サイトが報じた。
 長年COBの会長を務めたアルトゥール・ヌズマン氏は昨年、リオ五輪招致に関わる汚職容疑で逮捕され、国際五輪委(IOC)からも資格停止処分となったために辞任(現在は自由の身で捜査、裁判の進展を待っている)。現在はパウロ・ヴァンデルレイ氏が会長を務めている。
 東京五輪に向けた計画発表の場で、COBは、東京五輪のブラジル選手団は総勢250人程度で、地元開催だった前回のリオ五輪の465人の半分程度に留まると語った。
 また、COBは東京五輪終了までの予算を8億レアルと発表した。今年はこれまでに既に1億5300万レアルを出費している。東京五輪の選手団編成予算8億レアルは、リオ五輪の選手団編成に使われた6億ドル(現行相場でおよそ22億8千万レアル)の35%だ。
 COBはまた、ブラジル人選手がトレーニングしたり、環境に順応したりするための施設を、日本に8カ所用意すると発表した。それらの施設ではブラジル料理が提供される計画で、COBは既に、日本在住ブラジル人社会の助力も得て、料理人の編成、トレーニングも始めている事を明らかにした。
 COBは既に、必要な食材の80%を確保できる目処をつけており、仮に今五輪が始まったとしても、ブラジルから持ち込むか、日本以外で購入しなくてはならない食材は必要な分量の20%に過ぎないとしている。