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《ブラジル》両院議長の奇妙な外遊=旅費は25万レアルに=「私も法を改正したい」と上院議長
テメル大統領(民主運動・MDB)は、本来ジウマ政権の副大統領だったが、ジウマ前大統領が罷免されたため、大統領の座に就いた。そのため、現在、副大統領職は空席で、テメル大統領不在時に臨時大統領を務めるのはロドリゴ・マイア下院議長(民主党・DEM)、もしくはエウニシオ・オリヴェイラ上院議長(MDB)となる。
しかし、選挙の前の半年間は「臨時でも大統領職を務めると、次の選挙に出馬できない(再選を狙う大統領は別)」との規定があるため、テメル大統領が外遊に出るたびに両議長は国外に出、その間の大統領職はカルメン・ルシア最高裁長官が務めている。両議長の移動にかかった費用は既に25万レアルに達していると、27日付現地紙が報じた。
これらの費用は、空軍機使用にかかる費用や日当などだ。両議長は日当を受け取ることを拒否しているが、随行員や同行議員たちには日当などの旅費が発生し、公庫負担は少なくない。
今年4月、大統領がペルーを訪れた際は、上院議長は日本、下院議長はパナマを訪問した。6月に大統領がパラグアイを訪れた時は、上院議長がアルゼンチン、下院議長はポルトガルを訪問した。
7月は、大統領はカボ・ヴェルデ、メキシコ、南アフリカと外遊三昧だが、両議長はその度に国外にでている。
両議長は旅費も自己負担しており、「法にしたがっているだけ」(マイア)、「自分だって法を改定したい」(エウニシオ)と述べている。
一方、26日には、複数政党からなる大型会派セントロンが民主社会党(PSDB)のジェラウド・アウキミン候補を大統領選で推すことが正式発表され、セントロンの一部であるDEM所属のマイア氏が大統領選に立つ可能性はなくなった。