眞子さまご訪問の2週間前の7日、一足先に記者が現地を訪れると、平野植民地会館から慰霊之碑までの5キロの道のりは、でこぼこで雑草も茂っている状態。「本当に眞子さまがここをお通りになられるのですか」と聞くと、「当日までに地ならしをし、整備される」とのことだった。
いざ当日行ってみると、見違えるように道幅が広くなり、砂埃が立たないように前々日から水をかけていた。仮に当日が雨天だった場合には、泥がぬかるんで進めなくなるため、慰霊之碑のご訪問がキャンセルとなる予定だった。
だが当日は、天気も味方して晴天となり、雨風が凌げるように慰霊之碑の脇に今年3月に設置された屋根の下、眞子さまは村民と歓談されることができた。
最盛期には400世帯を超えていた同村も、今では9世帯ほど。団結して村をまもり、眞子さまを盛大にお迎えするべく準備してきた平野植民地の結束力に、今もなお宿る開拓移民の精神を見た気がした。(大澤航平記者)
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