保健省が7月31日、8月6日~31日に、1歳から5歳までの幼児を対象にした予防接種の全国キャンペーンを実施すると発表した。
今回のキャンペーンの対象は、ポリオ(急性灰白髄炎)と麻疹(はしか)で、まだ1度も予防接種を受けた事がない子供やどちらかの接種を受けていない子供はもちろん、既に接種を受けた子供に対しても、補強の意味で予防接種を受けるよう呼びかけている。
保健省は、4年に1度、予防接種強化のためのキャンペーンを行っている。
だが、今年は特に、ブラジルでは撲滅したとされていた麻疹の患者が、7月17日現在で822人確認されている事や、1歳までの子供のポリオの予防接種率が50%にも満たない市が312もある上、6月にベネズエラでポリオの患者が確認された事などを上げ、予防接種の重要性を強調している。
保健省によると、予防接種の対象となる幼児は1120万人いる。目標は全対象者の95%に接種を施す事で、18日の土曜日は全ての保健所も開業させる意向だ。(7月31日付G1サイト、同アジェンシア・ブラジルより)