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ブラジル五輪委=東京五輪出場枠確保に意欲=各種目で世界選手権続々開催

リオ五輪を象徴するシーンの一つ、ウサイン・ボルトの雄姿(参考画像・Roberto Castro/Brasil 2016)

リオ五輪を象徴するシーンの一つ、ウサイン・ボルトの雄姿(参考画像・Roberto Castro/Brasil 2016)

 2020年7月24日に開幕する東京五輪まであと2年を切り、7月31日付ブラジル現地紙が「今年中に五輪出場権が決まる種目」として、はやくも18年中に出場、不出場の命運が分かれる種目や選抜の様子を伝えている。
 同記事で紹介されている種目中、最も早く五輪出場権が決まるのが、8月2日から12日までデンマークで世界選手権が行われるセーリングだ。同大会では東京五輪出場権101枠が決定する。
 同ブラジル代表チームのコーディネーター、トルベン・グラエル氏はブラジル人選手5人の出場権獲得に期待を寄せている。
 8月31日から9月14日に韓国で開かれる射撃世界選手権でも、男女合わせて48の出場枠が決定する。中国系ブラジル人でリオ五輪銅メダリストのフェリペ・ウーにも、2大会連続の出場権獲得に期待がかかる。
 9月11日から23日まで、米国で開催される世界乗馬選手権でも18の出場枠が決まる。
 10月にはカタールで体操選手権が開かれる。ブラジルにはリオ五輪メダリストのアルトゥール・ザネッチや、アルトゥール・ノリ(共に男子)の他、女子のフラビア・サライバなどの有力選手がおり、東京五輪のほぼ2年前に出場権を獲得する可能性がある。
 また人気種目では、バレーボール男女、柔道、女子バスケットボールなども今年後半の世界大会で東京五輪出場権が決まる。
 現在、ブラジルが唯一五輪出場を決めているのは女子サッカーだ。女子サッカーブラジル代表は今年4月にチリで行われた女子南米選手権で優勝し、2年以上も前に東京五輪出場を確定させた。
 リオ五輪で金メダルを獲得した男子サッカーは、来年チリで行われる20歳以下南米選手権で2位以上になる事が東京五輪出場の条件だ。
 東京五輪までちょうど2年となった7月23日にブラジル五輪委員会はリオで会見し、東京五輪選手団は総勢250人程度で、465人だったリオ五輪の約半数になるだろうとの計画を示している。