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日本祭り=日本食調理法や食材を紹介=農林水産省が『お弁当』テーマに

真剣な表情で料理を詰める参加者ら

真剣な表情で料理を詰める参加者ら

 サンパウロ市EXPOセンターで20~22日に行われた『第21回日本祭り』の農林水産省のブースでは、小池信シェフなど4人の日本食普及の親善大使が、ブラジルでも人気上昇中の「お弁当」をテーマに日本食・食材のセミナー、デモンストレーション、試食会を行った。各日の最終プログラムには「弁当と日本製品」が組まれ、お弁当の歴史や、お弁当が綺麗に見える料理の詰め方などを紹介した。
 日本祭り最終日の22日、最終プログラムは早くも満員に。同親善大使の冨澤浩一よし邑(むら)総料理長が日本のお弁当の歴史や使い方などについて紹介したほか、五法や五色など綺麗に料理を詰めるコツを語った。
 また会場からじゃんけんで勝ち抜いた4人が用意されたお弁当に料理を詰め、見栄えを競った。色味や料理のサイズを考慮しながら並べ、勝者には曲げわっぱの弁当箱が贈られた。
 説明を聞いていたジナウヴァ・ペレイラ・マイアさん(64)は「歴史から詰め方まで教えてくれたので、今度は自分で作ってみたい。最初は簡単なおかずからね」と語った。
 農林水産省食糧産業局食文化・市場開拓課の嶋根一弘課長補佐(55、茨城県)は、「ブラジルでもお弁当がブームになっている。そこでも日本食を伝えることができれば」と語った。「今回は各親善大使が『五法』と呼ばれる切る・煮る・焼く・蒸す・揚げる調理法を紹介した。来場客からの手応えも良い。ほかにも五色、五味など料理を美味しく、華やかにする日本食の調理法について知ってもらえれば」と期待した。