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サンパウロ市南部=76歳男性を自宅で惨殺=息子は父の車で逃走中

 4日夜、サンパウロ市南部で、76歳の男性が自宅で惨殺される事件があり、息子が容疑者として浮かび上がっている。6日付現地紙が報じている。
 亡くなったのは、少なくとも10の会社の共同経営者のオズワルド・カルモナンさんで、ヴィラ・ノヴァ・コンセイソンにある高級コンドミニアム内の自宅で、ナイフで複数個所刺されて死亡しているのが見つかった。
 警察は現在、カルモナさんの42歳になる息子を容疑者とにらんで捜査している。それは、この息子がカルモナさんの車を運転して出かけるのを見た証人がいるためだ。
 カルモナさんは普段は夫人とこの自宅に住んでいたが、夫人は事件発生当時、家を空けていた。息子がカルモナさんの車で出かけるのを見て、不審に思った門番からの電話で事件のことを知った夫人は、大急いで戻って来たが、夫は既に死亡していたという。
 この夫婦には4人の子供がいたが、容疑をかけられている息子は精神的な問題を抱えて薬を服用しており、車を運転することは稀だった。市警によると、彼は飲酒または薬剤の影響下での運転で捕まったことがある。