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東西南北

 5日で大統領選挙の候補を選出、公認するための党大会が終わり、この時点で13人の出馬が決まった。今年前半に噂されていた人数よりだいぶ淘汰されたが、それでも1994年の大統領選以降で最も候補者が多い。本面で報じたマヌエラ・ダヴィラ氏は大統領選出馬を取り下げたため、大統領選の女性候補は2人で副候補が4人(マヌエラ氏がハダジ氏の副になれば5人)と、女性票を取り込むための工夫がなされているのも今回の特徴だ。まだ高等選挙裁判所でのルーラ氏の出馬判断は残されているとはいえ、候補者の連立の状況も見え、だいぶ整理された印象も。月末には政見放送もはじまるが、大統領選の行方はいかに。
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 8月に入り、サンパウロ大都市圏で雨が降り続いているのを受け、カンタレイラ水系への今月の降水は、4日午前9時の段階で早くも、平年の月間平均降水量(34・5ミリ)を超え、6日現在で44・8ミリ。水位も39・7%で、7月30日時点の水位に戻っている。6日も日中に雨が降っているので、さらに増えそうだ。もっとも8月は1年で最も乾燥する月で、一度晴れ出せば次にいつ雨が降るかわからないので、今回の雨は貴重だ。いい感じで雨季に入れれば。
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 5日のサッカーの全国選手権で、サンパウロが本拠地モルンビ・スタジアムでの対ヴァスコ・ダ・ガマ戦に2―1で勝利。首位に立っていたフラメンゴが前日にグレミオに敗れたため、サンパウロはフラメンゴを抜いて首位に立った。まだ、全日程の折り返し地点より手前の段階だが、優勝に向け、良いペースで進んでいるのは確かだ。