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サンパウロ市=女性軍警が遺体で発見=誘拐されて4日後に

 6日、サンパウロ市南部で、2日に誘拐され、行方不明になっていた女性軍警が遺体で見つかった。7日付伯字紙が報じている。
 殺害されたのはジュリアネ・ドス・サントス・ドゥアルテ氏(27)で、同軍警は2日、サンパウロ市南部パライゾーポリスで覆面をかぶった武装強盗に連れ去られて以来、行方が分からなくなっていた。
 この日、彼女は今年に入って最初の休暇をとっていたが、友人らと入ったバーで、席を外した間に携帯電話を盗まれたため、軍警だと名乗り、盗品を返すよう命じたが、その後に入ってきた覆面の集団に撃たれた後、連れ去られた。
 彼女のバイクは後日、西部アウト・デ・ピニェイロスに放置されているのが見つかり、乗り捨てた人物も特定されたが、彼女の行方はつかめず、警察がヘリコプターなども導入して捜していた。
 遺体発見は匿名通報によるもので、誘拐現場から8・5キロ離れた南部ジュルバトゥーバ地区に置き去りにされた車の中に放置されていた。
 ジュリアーネ氏は2年前に軍警となり、サンパウロ市南部のジャバクアラ地区で巡邏活動などを担当していた。同氏は大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポで母親と2人暮らしをしていた。母親は骨髄癌を患っており、数カ月前に解雇されていた。