ホーム | ブラジル国内ニュース | 父の日商戦=「プレゼントを買う」が76・7%=平均予算は105レアル

父の日商戦=「プレゼントを買う」が76・7%=平均予算は105レアル

 8月12日はブラジルの「父の日」だ。リオに本部がある学究機関ジェトゥーリオ・ヴァルガス財団のブラジル経済研究所(Ibre/FGV)が、「父の日に何かプレゼントを買うつもりか」と調査したところ、76・7%が「はい」と答えた。これは、2年前の同調査の58%より、18・7%ポイント上昇している。
 Ibre/FGVは、2007年以降、2012年と17年以外は毎年、父の日調査を行ってきた。今年の数値は大幅アップではあるものの、16年以外の年の数値と比べると、一番低い。
 16年に最低値が出たのは、ブラジルが2014年半ばから16年末まで、2年半に及ぶ景気後退を経験したことが原因だ。
 その後2017年、18年も半ばを過ぎたが、景気回復のペースが期待を下回っていることが、今年、下から2番目の数値が出た理由と言える。
 調査では、今年はプレゼントの予算を増額するかどうかも質問された。8・5%が「はい」と答え、31・7%は「いいえ」(むしろ節約する)と答えた。2年前の調査では、増額すると答えたのは3・2%で、節約するとしたのは45・2%だった。
 プレゼント予算は平均105レアルで、2年前の調査110レアルから5・2%減額となった。
 「プレゼントに何を買うか」の質問には、「衣類・アクセサリー」が72・8%と最も多く、続いて「香水類」が9・2%、靴と本がそれぞれ4%で続いた。(8日付G1サイトより)