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インフルエンザ=サンパウロ州では1カ月で187人死亡=H1N1型が猛威を振るい

 サンパウロ州では、6月23日から7月24日のわずか1カ月間で、187人もの人がインフルエンザで死亡した。9日付現地紙が報じている。
 サンパウロ州伝染病対策センター(CVE)が発表した最新データによると、今年上半期のインフルエンザによる死者は206人だから、6月24日から7月23日までの1カ月間で、上半期全体に近い数の人が亡くなったことになる。
 2017年の場合、インフルエンザで亡くなった人は、年間で200人だったため、わずか1カ月でそれに近い数字を記録、半年間ではすでに上回ったことになる。今年は7月24日までの時点で393人が亡くなっており、昨年1年間のほぼ2倍に達している。
 ただし、2016年は、1月から8月までの8カ月間で775人の死者が記録されている。
 今年はH1N1型のインフルエンザが猛威を振るっており、287人がこの型に感染して亡くなった。死者の47%は女性で、3人は妊婦だった。41%は60歳以上で、65%は、高齢や妊娠、慢性病などのリスクを抱えた人だった。死者の11%は予防接種を受けていたという。