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《サンパウロ市》26歳女性をはさみで惨殺 恋人の男性を現在捜索中

 サンパウロ市南部で、26歳の女子学生が、はさみで惨殺される事件が起こった。第一容疑者と見られる恋人の男性は、現在逃走中だ。10日付現地紙が報じている。

 殺されたのはアウバーネ・バルボーザ・デ・ジェススさんで、8日夜、サンパウロ市南部シダーデ・アデマールの自宅で遺体で発見された。

 遺体発見者は、アウバーネさんの家族だ。アウバーネさんは親元を離れて暮らしていたが、5日に本人と会ったばかりの両親が、7日に電話をしたら連絡がつかず、あやしいと感じて自宅を訪ねた。扉が施錠されていたため、家族が扉を壊して屋内に入ってみたら、本人はベッドの上で変死していたという。傍らには殺害に使われたと思しきはさみが転がっており、遺体にはいくつもの刺し傷があったという。

 警察は、4カ月前から同居していたという恋人を第一容疑者として捜索中だ。アウバーネさんと恋人はこのところ上手くいっておらず、口論する姿がしばしば目撃されていたという。

 サンパウロ州保安局によると、今年は1月から6月だけで、64人もの女性が伴侶や恋人によって殺される「女性殺人」の被害に遭っているという。