来年6月に日本が議長国を務める「G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合」に向けた連携呼びかけのため、笹川博義環境大臣政務官は、先月24日に来伯した。
同日、連邦区ブラジル環境省でドゥアルテ大臣と会談が行われ、海洋ごみ問題に関する意見交換を実施。笹川政務官は「大臣からは熱意を感じられ、歯車の噛み合った会議になった」と手応えを語り、来年の開催に向けて、さらなる連携を進めていく見通しだ。
また、夕方にはサンパウロに立ち寄り、ジャパン・ハウス、ブラジル日本移民史料館などを視察。史料館では「皇室がブラジルに幾度も足を運ばれる理由が、分かったような気がする」と在外同胞の歩んできた道のりに思いを馳せていた。
同日夜、群馬県人会関係者との間で会食の席が設けられ、親睦を深めた。在日ブラジル人が集住する太田市や大泉町などが区域となる群馬第三区を選挙区とすることから、「在日ブラジル人は切っても切れない関係にある。日本人はもっと移民史を学ばなくては。責任を持って地元日系人との交流も深めていきたい」と思いを語った。