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《ブラジル》マンテガ元財相がラヴァ・ジャット作戦で被告に オデブレヒト社との間の収賄などで

ギド・マンテガ氏(Fabio Rodrigues Pozzebom / Agencia Brasil)

ギド・マンテガ氏(Fabio Rodrigues Pozzebom / Agencia Brasil)

 ルーラ、ジウマ政権時代に財相を務めたギド・マンテガ氏(労働者党・PT)が13日、ラヴァ・ジャット作戦での収賄疑惑などで被告となった。14日付現地紙が報じている。

 パラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事は、マンテガ氏を収賄と資金洗浄の容疑で被告とした。

 これは同氏が、2009年に承認された暫定令470号と472号で建築企業のオデブレヒト社に便宜を図るのと引き換えに、5千万レアルの収賄を行っていたとされる疑惑に関するものだ。

 この件では、当時オデブレヒトの社長だったマルセロ・オデブレヒト氏をはじめとした同社関係者6人、さらにPTの広告担当で選挙参謀も務めたジョアン・サンターナ氏と妻のモニカ・モウラ氏、二人の部下で金の運び役などを務めたアンドレ・サンターナ氏も被告となった。

 マンテガ氏がラヴァ・ジャットで被告となるのは今回が初めてだ。

 なお、この件では、マンテガ氏の前任財相だったアントニオ・パロッシ氏も起訴されていたが、モロ判事は「証拠不十分」として棄却した。