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《ブラジル》最高裁第2小法廷がPP党首の告発を棄却=またも政治家に甘い裁定

 最高裁第2小法廷は14日、進歩党(PP)党首のシロ・ノゲイラ上議の収賄容疑に関し、同裁でのラヴァ・ジャット作戦報告官のエジソン・ファキン判事の意向に反し、「証拠不十分」として告発を取り下げる判断を行った。15日付現地紙が報じている。

 ノゲイラ氏は、「都市省とピアウイ州による公共事業で便宜を計らう見返りに、UTCエンジェニャリア社から200万レアルの賄賂を受け取った」との報奨付証言を受けていた。

 これに関し、ファキン判事は、検察庁からの起訴状を受理し、同氏への告発を受け入れるよう、報告官として求めた。

 だが、ディアス・トフォリ最高裁副長官がこれに反対し、さらにリカルド・レヴァンドウスキー、ジウマール・メンデスの両判事もトフォリ判事についた。その理由は「証拠不十分」ということだった。これにより、反対多数でノゲイラ氏は被告になるのをまぬがれた。

 同第2小法廷では6月にも、同じような形で、労働者党(PT)党首のグレイシ・ホフマン上議らに対する収賄罪と資金洗浄の容疑での告発受理を否決。同上議らを不起訴処分としている。