ジャパン・ハウス(JH、カルロス・アウグスト・ホザ館長代行)は「第10回運営委員会」を今月6日に開催した。昨年5月に開館した同館は、16カ月目となる今月末迄に、来館者延数がついに100万人を突破する見込みだ。
先月の月間来館者数は、開館以来2番目となる9万1381人を記録。市場進出の足掛かりとしてポップストアを出展した「無印良品」の盛況に加え、移民110周年式典に合わせ眞子内親王殿下をはじめ県知事ら要人がこぞって来場するなど注目を集めたことが来館者数を押し上げたと見られる。
また、先月末迄に同館の坂本淳シェフ監修のレストランが閉店となった。これについてホザ館長代行は「展示物と同様に、様々な日本のコンテンツを見せるのがJH」と語り、「15カ月間の契約は規定路線だった」とした。現在、別のレストランとの契約の検討が進められている。
今後の企画展の予定としては「道―徳の極みへ―」展が今月21日から9月16日まで、同館地上階で開催される。これは20年東京五輪を視野に、柔道、剣道、合気道などの日本のスポーツを、その背景にある「道」の精神性を含めて紹介するものだ。
また、多様な地方の魅力を発信する取組みとして、野口泰総領事は「空いているスペースを有効活用し、和牛、泡盛などのプロモーションにも力を入れていきたい」と今後を見通した。