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二天古武道研究所創立25周年=10日に軍警本部を訪問

マルセロ・ヴィエイラ・サーレス大佐に日本刀を見せる岸川さん(提供写真)

マルセロ・ヴィエイラ・サーレス大佐に日本刀を見せる岸川さん(提供写真)

軍警を訪問した岸川代表(提供写真)

軍警を訪問した岸川代表(提供写真)

 二天古武道研究所が今年創立25周年を迎える関係で、岸川ジョージ代表が10日に軍警に招待され、サンパウロ市の軍警本部を訪問した。訪問の際には日本の警察と古武道の関わりや、日本文化の歴史を紹介した。
 岸川代表は10年前にも警察に剣術や護身術を教えるなどの交流があった。10日、岸川代表を迎えたマルセロ・ヴィエイラ・サーレス大佐に、侍や日本の警察などについて紹介した。来月には同軍警から二天古武道研究所の活動に対し、表彰も行われる予定。
 また、マナウス支部で二天古武道を学んだ生徒が軍警に入隊し、それを部下に教え、精神の安定や武術でアマゾン地方の国境警備に役立てているという。
 岸川代表によると、来伯した日本の剣道経験者が「実践的な剣術は日本では体験できない」と、わざわざ二天古武道を学びに来ることもあるという。スポーツ医学を学んだ岸川代表だけに、型の練習だけでなく、安全性を重視しながら実戦を行なうのが魅力となっているそう。
 同研究所は25周年を記念して10月20、21日の両日「第1回世界剣術大会」を開催する。大会には米国、アルゼンチン、ポルトガルやメキシコなどから参加があり、演舞も予定している。岸川代表は「世界でも見られないものになる」と太鼓判を押した。