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パラグアイでブラジル人女子医大生殺害=犯人は犯行直前に隣の店で買物

 パラグアイで医学を学んでいたブラジル人のエリカ・デ・リマ・コルテさん(29)が、20日未明に遺体となって発見され、交際相手だったクリストフェル・イララ容疑者(27)が22日に逮捕された。

 エリカさんはマット・グロッソ州ポンタル・ド・アラグアイア市元市長の娘で、南マット・グロッソ州ポンタ・ポラン市と国境を挟んで隣接するパラグアイのペドロ・フアン・カベレロ市のペンションに住んでいた。

 現地警察によると、遺体を発見したのは、エリカさんと同じ医科大学で学び、彼女と同居していた学生で、19日午後5時頃に外出し、20日未明に戻ってきたら、エリカさんが自室の寝台の上で死亡していたという。エリカさんの遺体には、胸部と首筋に19カ所の刺し傷があった。

 エリカさんの遺体は検死後にブラジルに移送され、21日にマット・グロッソ州バラ・ド・ガルサス市にある家族の墓地に埋葬された。

 現地警察は22日未明に、エリカさんと交際していたクリストフェル容疑者を殺人容疑で逮捕した。同容疑者はエリカさんが事件前夜に会った可能性のある2人の内の1人で、自宅で押収されたものや、逮捕時にも乗っていた車がペンション近くの防犯カメラに映っていた事などで、第1容疑者とされた。

 また、逮捕後には、同容疑者が事件前夜、ペンションに残されていたのと同じ容器に入ったアイスクリームを、ペンションの隣の店で購入している映像も公開された。

 同容疑者は、2012年にも女性殺害容疑で逮捕されたが、この時は証拠不十分で不起訴処分となっている。(20、22、24日付G1サイトより)