《ブラジル》北部の配電会社3社の経営権を民間企業が落札=民営化で電力格差の解消へ

8月30日、エレトロブラス社所有の、ブラジル北部配電会社3社の経営権公開入札が行なわれ、エネルジサ社が2社、オリヴェイラ・エネルジア社が1社落札したと8月30、31日付現地紙・ニュースサイトが報じた。連邦政府が過半数の株を所有する公社的組織エレトロブラスの経営効率を上げるため、一部を民間に払い下げる試みの一環だ。
エネルジサ社はアクレ州のエレトロアクレ社とロンドニア州のセロン社の2社、オリヴェイラ・エネルジア社はボア・ヴィスタ社1社の経営権を取得した。2社には今後5年で合計15億レアルの設備投資が義務付けられる。その内、6億6800万レアルは即時投入だ。
エネルジサ社は同社サイトによれば、1905年にミナス州で創業した民間電力企業の老舗にして大手で、現在ではパライバ州、リオ州、マット・グロッソ州、南マット・グロッソ州など全国民の8%に配電する。
オリヴェイラ・オネルジア社は、同社サイトによれば、1972年にアマゾナス州で創業した。同州とロライマ州の200万人に配電するアマゾン独自の地場企業だ。
配電会社の入札は「落札したらいかに安く電力を供給できるか」を競る。競合なしで落札した2社は入札条件を公開した。エネルジサ社は電気代を3・27%安くする条件でエレトロアクレ社を落札、セロン社は1・75%だった。オリヴェイラ・エネルジア社が、ボア・ヴィスタ社を落札した際に提示した値引き率はゼロ%だった。
政府は数カ月以内にアマゾナス州のアマゾナス・エネルジア社と、アラゴアス州のセアル社の入札も行う予定だ。
モレイラ・フランコ鉱山動力相は、北部や北東部地方は配電会社への設備投資が行き届かず、供給される電力の質が低い上に電気代も高かった事に触れ、「我々は国内電力格差という問題の解消に向けて進んでいる」と語った。