社会自由党(PSL)の大統領候補、ジャイール・ボルソナロ氏が6日午後、遊説先のミナス・ジェライス州ジュイス・デ・フォーラでのキャンペーン中、何者かに腹部を刺された。6日付現地紙サイトが報じている。
キャンペーンで同市を訪れていた同氏は、支持者の一人の肩に担がれた状態で、市民たちと触れ合おうとしていたが、6日午後4時前、暴漢がボルソナロ氏に近づき、腹部をナイフで刺した。
ボルソナロ氏は警護の連警によって人ごみの中から運び出され、同市のサンタカーザ病院に運ばれた。
キャンペーンに帯同した、リオ州の上議選候補でもある息子のフラヴィオ氏は当初、傷は表面的なもので、命に別状はないとツイッターに書き込んだ。
しかし、検査の結果、肝臓に達した可能性があるとされ、手術となった。執刀した医師によると、肝臓には損傷はなかったが、傷は大腸に達していたという。
警察は既に、加害者を逮捕している。警察によると、犯人は同州北部のモンテス・クラロス在住のアデリオ・ビスポ・デ・オリヴェイラ容疑者(40)だというが、犯行の動機など、詳細はまだ明らかにされていない。