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サンパウロ州警察=カンピーナス地方で大型摘発=諸犯罪で逮捕令状3500件

 サンパウロ州警察が13日、内陸部のカンピーナス地方だけで3500件の逮捕令状が出る大型摘発を行った。対象となる犯罪は、麻薬密売や窃盗、養育費不払いなどで、同日12時半までの逮捕者は、同地方だけで数百人に上った。
 市警と軍警合同の大型摘発作戦は、カンピーナス地方だけで約3500件、州全体では6500件の逮捕令状が出るという、通常では見られない規模になった。
 カンピーナス地方の場合、同州第2の都市、カンピーナス市に本部がある内陸部第2地区の警察署が、一斉に行動に移った。同地区では、カンピーナス市の第4署だけで昼過ぎまでに197人逮捕など、数百人分の逮捕令状が執行された。昼過ぎまでに逮捕者が出た市は、ヴァリーニョス、ヴィニェード、パウリニア、インダイアツーバ、ロウヴェイラ、ソコーロ、モジ・ミリン、ペドレイラ、リンドイア、アメリカーナなどだ。
 今回の作戦はサンパウロ州保安局が統括し、13日午前6時に行動を開始。市警によると、2015年以降に起きた犯罪を対象に、サンパウロ市やサンパウロ大都市圏、内陸部の全地域で6500件の逮捕令状が出た。警察が必要と判断し、協力を要請した場合は、市警備隊も捜索などに参加している。
 逮捕者は最初、各地の警察署に連行された後、各地区の留置所に移される。調書を作り、身体検査なども終えた逮捕者らは最終的に、州立刑務所に送られている。