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岡山県人会=母県に義援金約40万円贈る=「皆さんの協力のおかげ」

(左から)角南会長、岡婦人会長

(左から)角南会長、岡婦人会長

 西日本豪雨で甚大な被害を受けた母県の復興支援のために義援金募金活動を行ってきた岡山県人会(角南美佐子会長)は、15日の締切りを前に角南会長、岡美恵子婦人会長が来社し、募金の協力に謝意を述べた。
 岡山県は県内死者数が61人にのぼり、広島県に次ぐ深刻な被害を受けた。同県危機管理課によれば、9月13日時点でも避難所22カ所で577人が避難生活を余儀なくされている。
 同会は6月のフェイジョアーダ会、7月の県連日本祭りの慌しい日程のなか、母県の窮状を受けて募金活動を開始。先月には急きょ、支援目的のフェイジョアーダ会を特別に開催し、300食がほぼ完売。8千レアル近くが集まった。
 角南会長、岡婦人会長によれば、「普段とは異なる県人会関係者以外の客が多かった。母県の窮状を知って、支援のために皆さんがこぞって参加してくださった」と協力者に感謝の言葉をのべた。日本円にして約40万円が集まり、3度目の送金を行う予定。
 角南会長は「金額は大きくないが、ブラジルから岡山の皆さんのことを心配しているという気持ちが伝えたかった」と胸に手を置き、岡婦人会長も「皆が協力してくれたから、これだけの募金が寄せられた。皆さんの気持ちが被災地に届き、被災者の方々が一日でも早く元の生活に戻れるよう切に願っています」と手を合わせた。