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《ブラジル》ボルソナロの副候補、モウロンがまたも物議=「男親不在では社会不適応」

 社会自由党(PSL)の大統領候補ジャイール・ボルソナロ氏の副候補、アミウトン・モウロン氏(ブラジル労働革新党・PRTB)が17日、「母や祖母だけの家庭で育つと社会不適応の子供が育ち、麻薬犯罪に手を染める」と発言し、物議を醸している。18日付現地紙が報じている。
 モウロン氏の発言は、サンパウロ市で行われた住居組合の講演会で出たものだ。
 モウロン氏はこの講演会で、「家庭で不和が起こると社会問題が起きる。父や祖父の存在がなく、母親と祖母だけの環境で育つと社会に適応できない子供が育ち、さらに麻薬犯罪にまで手を染める」と語った。
 この発言は、同性愛者を批判する際にあがった発言でもあった。
 この発言をめぐっては17日夜、ネットを中心に女性や同性愛者から批判の声があがり、大統領候補のマリーナ・シウヴァ氏(REDE)も厳しい批判を行った。
 モウロン氏は13日にも「憲法の作成は必ずしも、国民の投票で選ばれた議員によるものである必要はない」と、議会の立法権を無視するかの発言を行い、物議を醸したばかりだ。
 モウロン氏は、現在入院中のボルソナロ氏の代理で大統領選の討論会に出ることも希望しているが、実現していない。