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《ブラジル》ボルソナロ刺傷事件=アデーリオは単独犯行か=連邦警察が推測を固める

 連邦警察は、6日に大統領候補のジャイール・ボルソナロ氏をナイフで襲撃したアデーリオ・ビスポ・デ・オリヴェイラ容疑者が、単独行動で犯行に至ったとの説を固めていると、23日付現地サイトが報じている。
 6日にミナス・ジェライス州ジュイス・デ・フォーラで起こった事件の捜査は、アデーリオ容疑者逮捕直後から、あらゆる可能性を疑わずに続けられている。
 警察は、同容疑者が何者かに雇われて殺害を企てた可能性の有無を調べていたが、同容疑者の口座の金のほとんどは、サンタカタリーナ州で働いていたときの給与や退職金だったという。また、同容疑者が所持していた金は、給仕などで稼いだ日銭だったという。
 また、同容疑者は国際的に使用可能なクレジットカードも所有していたが、使用された形跡はなく、カード自体もカード会社が自動的に送ってきたものだった。
 また同容疑者所有のコンピューターは2017年に故障して以来使われておらず、所有が確認された携帯電話4機も、使えるものは2機で、事件の直前に買われたものはなかったという。