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東西南北

 このところ、ネット上では、ジャイール・ボルソナロ氏に対するアンチ運動「エレ・ノン」が活発化しているが、それに対するボルソナロ氏支持者の暴力的行為もエスカレートしている。24日には、フェイスブックで「ボルソナロ氏に反対する女性の会」を管理しているマリア・トゥカ・サンチアゴさんが、銃を持って武装した男性3人に襲撃された。また、人気歌手マリリア・メンドンサはじめ、同氏への不支持を表明した女性歌手や女優のユーチューブがハッキングされ、「悪いね」に10数万表が投じられるなどの被害も出ている。こうした検閲まがいの威嚇行為では、口を封じるのはますます難しくなるのでは。
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 サンパウロ市セントロの公立校フィデリーノ・デ・フィゲイレードの41歳の物理教師が、他の学校の11歳の少女に性的ないたずらをしていたことが判明し、24日に懲戒処分となった。処分は、性行為の被害にあったとされる少女の両親が被害を届け出たことで成立した。この教師は既に4カ月前から、普段教えている学校の12歳の少女からも「すごくあやしい目つきで見つめてくる」との報告が行われていたという。最初に訴えた少女の勘は鋭かったか。
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 25日、サンパウロ市東部グアイアナゼスで、スクールバスに乗っていた3歳の男の子が銃の流れ弾に当たって負傷した。この事件は、このバスが強盗にあったところに軍警がかけつけ、銃撃戦になったことで起こったという。犯人は車から降りて逃走した。男の子は病院に運ばれた結果、命に別状はなく、15日ほどの入院で済むという。