ペルナンブコ州サウゲイロで26日、現金輸送中の小型機を襲撃して現金を奪おうとした強盗団が警官と銃撃戦となり、強盗6人が死亡、1人が負傷したと同日付現地紙サイトが報じた。
連邦警察によると、強盗団は小型機が着陸するタイミングを見計らって滑走路に侵入。同州内の銀行に現金を運ぶために待機していた現金輸送車の警備員らを取り囲むと共に、小型機の操縦士に向かって発砲して同機を停止させた。
だが、ここで、ペルナンブコ州などで犯罪を繰り返す強盗団の動きを監視してきた連警とペルナンブコ、バイア両州の軍警が、強盗団と銃撃戦を展開。強盗団のメンバー6人が死亡し、1人が負傷した。
残った強盗達は逃げようとしたが、警察が2人を逮捕。4人は逃げおおせたが、警察が行方を捜索中だ。
この強盗団は、バイア州内陸部とペルナンブコ州ペトロリーナで銀行強盗や現金輸送車襲撃を繰り返しており、警察が1年前から動向を捜査していた。強盗団の一部は、資産急増の実態を隠すため、輸出用の果物を栽培する農家とも関係を持っていたという。
今回の事件は、事前に情報をつかんだ警察が先回りし、被害を未然に防いだ。警察はAK47型のライフル6丁と、車に備え付けられていた50口径の機関銃1丁を押収した。また、強盗に撃たれた小型機の操縦士は病院に運ばれ、命には別状はないという。
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