【既報関連】最高裁は9月26日に更新漏れなどで選挙人登録を抹消された人の投票権を拒否する判決を出したが、マット・グロッソ州の地域選挙裁判所が3日、同州内二つの市では、指紋登録を行っていない人も投票出来ると発表したと同日付現地サイトが報じた。
選挙人登録の定期更新は全ての有権者に義務付けられており、指紋登録を含む更新作業を怠った場合や、3回連続で投票せず、選挙人登録がされている登記所での理由の釈明もしなかった場合は、選挙人登録が抹消される。
だが、マット・グロッソ州の地域選挙裁判所では、指紋登録をしていない有権者17万1497人について、投票権を認める判断を下した。
対象となるのは、クイアバ市の11万9481人と、ヴァルゼア・グランデ市の5万2016人だ。これは、1月20日にアナウンスされた指紋登録のための期日延長を受けた判断だ。
これら二つの市での指紋登録は、5月9日までで一旦打ち切られたが、11月5日に再開し、23日まで続けられる。
両市で既に指紋を登録している市民は、60・51%(有権者の61・11%)のみだ。11月23日までに指紋登録を行わなかった有権者は、選挙人登録抹消となる。
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