14日、今年3月に射殺された故マリエーレ・フランコ市議(社会主義自由党・PSOL)の名を記した記念標識を再度取り付けるイベントが、リオ市の市議会前で行われた。これは、ジャイール・ボルソナロ氏の社会自由党(PSL)の議員候補が標識を破壊した行為に対して抗議するものでもあった。14日付現地サイトが報じている。
この日、リオ市のシネランジアで行われたイベントには、下院議員に当選したばかりのマルセロ・フレイショ氏(PSOL)やジャンジーラ・フェガーリ氏(ブラジル共産党、PCdoB)といった、リオ州で名が知られた左派政治家らも参加した。
市議会前の「マリエーレ・フランコ通り」の標識は、マリエーレ氏の死後、それを悲しんだ市民たちが募金を募って自発的に作ったものだった。
だが、マリエーレ氏はかねてから極右派から敵視される傾向があり、今月4日にPSLの州議員候補2人がこの標識を破壊する行為を行い、問題となっていた。ボルソナロ氏の長男で今回の選挙で上議に当選したフラヴィオ氏も、「市議会で検討されてもいないのだから壊されてもいい」として、破壊行為を肯定していた。
14日のイベントでは、「いくら壊されても大丈夫」とばかりに、イベントに参加した人たちがそれぞれに青い標識を手にかざし、PSL議員候補らに抗議を示した。