17日、サンパウロ州知事選に関するイボッピ(ブラジル世論調査・統計機関)の世論調査が発表され、前サンパウロ市市長のジョアン・ドリア氏(民主社会党・PSDB)と現知事のマルシオ・フランサ氏(ブラジル社会党・PSB)がほぼ互角になっていることがわかった。18日付現地紙が報じている。
一次投票の時点でのドリア氏の得票率は31・77%で、21・53%だったフランサ氏を大きく上回っていた。
だが、フランサ氏は、僅差で破れて3位となったパウロ・スカッフィ氏(民主運動・MDB)の支持を受けるなどした結果、今回調査では46%対42%、白票・無効票を抜いた有効票では52%対48%と、その差を大きく縮めている。
選挙戦ではドリア氏がフランサ氏を「労働者党(PT)の仲間」と批判し、大統領選でジャイール・ボルソナロ氏を支持している。それに対し、フランサ氏は前知事のジェラウド・アウキミン氏(PSDB)から続くサンパウロ州政府の実績と、政治への協力の姿勢を主張している。
また、リオではウィルソン・ヴィッツェル氏(キリスト教社会党・PCS)が元リオ市長のエドゥアルド・パエス氏(民主党・DEM)を60%対40%(有効票)で、ミナス・ジェライス州ではロメウ・ゼマ氏(ノーヴォ)がアントニオ・アナスタシア氏(PSDB)を同66%対34%でリードしている。
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