今年に入り、地下鉄5号線をはじめ、新駅の開業ラッシュが続いていたサンパウロ市地下鉄やCPTM(都電)だが、2019年は予算が抑えられることになりそうだ。地下鉄が今年の予算より9・86%減の20億500万レアル、CPTMが8・8%減の34億1千万レアルとなる。これらはすでに、サンパウロ州議会の予算案として承認を得ている。今年は、地下鉄5号線の1号線と2号線との連結や、ルス駅からグアルーリョス空港への直行便開通など、市民生活を大きく変える動きがあっただけに、予算削減は寂しい気もするが、来年は特に大きな開業の予定がないので、仕方がない。ただ、メンテナンスにはしっかり金を割いてほしいところ。
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10月30日のサッカーのリベルタドーレス杯準決勝第2試合。2連覇を狙っていたグレミオは本拠地ポルト・アレグレでの試合を1―2で落とし、2試合合計スコアで2―2の同点だったが、アウェイ・ゴールの差で敗退となった。この試合、終盤まで1―1で逃げ切れば勝ちだったが、ディフェンダー、ブレッサンが微妙な判定でハンドを取られ、それで生じたPKで命取りとなった。グレミオ側は判定を不服とし、抗議を行う意向を示している。
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10月、カンタレイラ水系には192・9ミリの雨が降った。この雨量は、10月の月間降水量としては、過去10年で最も多い。今年はこれまで降水量が少なく、心配されていたが、喜ばしい話だ。10月31日現在の水位は34・5%で、33・6%台だった前月末より微量ながら上がった。11月もこれに続いてくれれば。