リオ市西部のバーラ・ショッピングに、同市では過去最大となる、高さ65メートルのクリスマスツリーが登場した。
120トンの資材を投じ、45日間かけて造られたというツリーは、20階建てのビルを超える高さだ。このツリーはアメリカス大通り沿いの駐車場に設置され、来年の1月6日まで市民の目を楽しませてくれる。
ツリーの中は、全長2万1千メートルに及ぶ鉄パイプが張り巡らされ、外側の装飾を支える。また、9層に別れたツリーの外側は全面が光ファイバーなどで覆われ、光のモザイクが様々な色や形、イメージを映し出すようになっている。
普通の人達には許されていないが、安全管理責任者のリードで頂上まで登ったグローボ局取材班によると、命綱をつけて登るだけで45分を要したが、頂上からの眺めは絶景で、大通りを走る車をはじめ、バーラ・ダ・チジュッカ地区の大半が見渡せるという。内側から見た光景も、鉄パイプの向こうに様々な色の光のモザイクがすけるように見え、クリスマスの幻想に引き込まれそうだ。
リオ市では過去最大という幻想的なクリスマスツリーが、長い不況を抜けた後の景気回復の喜びや、クリスマスの喜びで彩られた心の高揚を象徴し、新しい年に向けた勢いを具現するものである事を願わされる。(6日付G1サイトより)