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東西南北

 本日付で報じているボルソナロ氏のスタッフはあくまで「前政権からの引継作業用」であり、正式な次期閣僚とは異なるが、メディアは早くも次期閣僚の人物像を追いはじめている。とりわけ注目を集めているのは、ボルソナロ氏の政党、社会自由党(PSL)副党首で、10月に下院議員に当選したジュリアン・レモス氏だ。同氏は偽証罪で1度逮捕された上、妻への暴力でマリア・ダ・ペーニャ法に抵触し、3度も告発を受けている。汚職撲滅を謳うボルソナロ氏だが、閣僚予定者にも警察の捜査を受けている人が既に数人。さらにいえば、今回のスタッフの中で女性はゼロ。閣僚正式発表の際にイメージを変えられるか。
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 5日、ブラジル版の年末ジャンボ宝くじ、第10回「メガ・ダ・ヴィラーダ」の販売が始まった。賞金総額は最低でも2億レアルで、くじに当たった人たちが分配する仕組みとなっている。この季節は例年、1本3・50レアルの宝くじ(グループやまとめ掛けなどの方法もある)にわずかばかりの夢を託した人たちがロテリカ(くじ売り場)で長蛇の列をなす。最近では、過去に当たりの出た売り場を調べて買う人も居る熱狂ぶりだが、今年も盛り上がりそう。
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 サッカーの名門、レアル・マドリッドの期待の18歳、ヴィニシウス・ジュニオルに大舞台への出場チャンス。今日7日のハンガリーでの欧州チャンピオンズ・リーグ、対プルゼニ戦でチームに既に帯同している。経験不足ゆえに、なかなかチャンスを与えられないが、最近は、「そろそろ起用しろ!」との声も強くなってきている。