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《ブラジル》2019年穀物収量=今年より若干減の2億2670万トンの予測

広大な国土のブラジルの穀物収穫量は年間2億トン以上になる(参考画像・Agencia Brasil)

広大な国土のブラジルの穀物収穫量は年間2億トン以上になる(参考画像・Agencia Brasil)

 ブラジル地理統計院(IBGE)は8日、2019年の穀物収穫量に関する予想を発表した。
 それによると、2019年の穀物収穫量は2億2670万トンで、2億2720万トンと予測されている今年の収穫量より0・2%減少すると予測されている。
 ブラジルは、その国土を北部、北東部、中西部、南東部、南部と5分割して統計データが比較される事が多い。
 2019年は、五つの地方の内、南部地方だけが、2018年比で収穫増(+4・1%)となると予測されている。北部はマイナス0・3%、北東部はマイナス8・8%、南東部はマイナス1・9%、中西部はマイナス1・4%の予測だ。
 また、6種類の主要作物の中では、小麦(マイナス12・5%)、種子棉(マイナス2・8%)、未脱穀米(マイナス4・2%)、大豆(マイナス1%)の4種が減産予測で、フェジョン(0・3%)、とうもろこし(2・6%)は増産予測だった。
 当然、今年の穀物収穫量はまだ確定していないが、1月から10月までの収量と、11~12月の収量見込みを合わせたデータでは、今年の収穫量は2億2720万トンと予測されている。これは2017年と比較して5・6%の減産だ。
 今年は主要6品目中、大豆(2・4%)、種子棉(28・4%)、小麦(37%)が増産となる見込みだが、とうもろこし(マイナス17・9%)、未脱穀米(マイナス5・6%)、フェジョン(マイナス9・6%)は減産が予測されている。(8日付アジェンシア・ブラジルより)