ブラジル筝曲宮城道雄の会(長瀬令子会長)が、日本から谷真紗重師範を招聘し『谷真紗重 筝演奏会』を24日午前11時から、日伯文化連盟ピニェイロス文化センター(Rua Deputado Lacerda Franco, 328, Pinheiros)で開催する。入場無料。
谷師範の来伯演奏会は移民百周年以来10年振り。今年はブラジル日本移民110周年に併せて企画された。「手事」など宮城道雄の曲を5曲発表する。
また、来月1日午後2時から文協ビル2階の貴賓室(Rua Sao Joaquim, 381, Liberdade)で『第29回筝曲演奏会』を開催する。入場無料、ブラジル邦楽協会と日本基金が後援。約30人が三弦や尺八、唄などで14曲を披露。谷師範も「泉」(宮城道雄作曲)を演奏する。
案内のため来社した長瀬会長、深田久子さん、熊井邦子さんは「谷師範の演奏も聴けるので、是非足を運んで」と来場を呼びかけた。
アリアンサでの演奏会の問合せは同センター(11・3031・5550)。また、文協の演奏会は長瀬会長(11・3289・3303)まで。
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ブラジル筝曲宮城道雄の会の『第29回筝曲演奏会』では非日系奏者の参加も。松任谷由実の「春よ来い」を発表するマエストロ・アナパウラさんは昨年入会したばかりだが、この曲を気に入り「演奏会でこれを発表したい」と一年間、ひたすらこれだけを練習してきたとか。長瀬令子会長は「最初は『初級者には難しすぎる』と止めた。だけど『どうしても』と言って聞かなかった。でも『好きこそ物の上手なれ』で、とうとう演奏会で発表できるまでになった」とのエピソードを披露。基本を大切にするのも大事だが、自由にやらせるのも上達の一つの道? マエストロさんの演奏が聞きたい方は是非1日の演奏会へ。