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《ブラジル》サービス業=9月の売上は前月比0・3%マイナス=第3四半期は前期比0・8%のプラス

 ブラジル地理統計院は14日、9月のブラジル全体のサービス産業の売上は前月(8月)比0・3%減となったが、昨年9月比では0・5%増だったと発表した。
 また、前年10月から今年9月までの直近12カ月の累積はマイナス0・3%、今年1月から9月までの累積はマイナス0・4%だったが、第3四半期の累積は、第2四半期の売上を0・8%上回った。
 サービス産業を五つの部門に分けた内、9月に下げたのは「運輸、運輸補助、郵便」(マイナス1・3%)、「専門職、管理サービス、補完サービス」(マイナス1・4%)、「その他」(マイナス3・2%)の3部門だ。逆に前月比でアップしたのは、「情報・コミュニケーション」(0・4%)、「家族向けサービス」(1・4%)だった。
 また、5部門の内、直近12カ月の累積で上昇したのは、運輸、運輸補助、郵便部門(2・6%)だけだった。
 また、便宜上、ブラジリア連邦直轄区を「州」と数え、ブラジル全土27州で見た場合、22州が前月比でマイナスだった。
 リオ州は下げ幅が大きく、マイナス2・5%だったが、サンパウロ州は数少ない前月比アップの州で、前月比の上昇幅は0・3%だった。同州は2カ月連続で、前月比増を記録している。
 また、昨年同月比で売上増を記録した州は12ある。ここでも、5部門中4部門で売上を伸ばしたサンパウロ州が、3・4%増を記録した。売上が最も減ったのは、やはりリオ州で、5部門中4部門で売上が減少。5部門全体では5・1%のマイナスを記録した。
 今年1月からの累積では、27州中21がマイナスを記録した。こちらは、リオ州の1・8%、セアラー州の8・3%、パラナ州の2・4%などの影響が大きかった。サンパウロ州はここでも、1・4%増を記録し、全体の活動を下支えした。(14日付IBGEサイト、アジェンシア・ブラジルなどより)