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■ひとマチ点描■折鶴を広島平和記念公園へ

左から石井さん、清さん、内田さん、山本さん

左から石井さん、清さん、内田さん、山本さん

 ボーイスカウトOB会、ブラジル三指会(石井久順(ひさのぶ)会長)は9月26日、広島平和記念公園に千羽鶴を贈った。これを橋渡ししたのは広島県ボーイスカウトOB会顧問、ロータリークラブ幹事長の山本豊さん。
 石井さんは「気持ちを伝えたかった。戦後73年にもなる。それを記念し、ブラジルのボーイスカウトとして何かしたかった」と説明。三指会の副会長兼婦人部長の清(せい)三枝子さんが中心となって約20人が精魂込めて折ったという。
 平和公園の管理課係長の内田括也さんに手渡すと、「日本全国から折鶴が送られてくるが、南米からはとても珍しい」と喜ばれたという。欧州などからのものは過去にあるという。
 今後、日本語学校生徒や日系コレジオの団体が修学旅行等で広島を訪れる際、折鶴を作って持っていけば、「南米からはいつも贈ってもらっている」と言われるようになるかも。今回の三指会の行いは、いい先鞭をつけたかも。(深)