第1回サンパウロ・ビエナーレに当時最年少(19歳)で出展し、天才少年と呼ばれていた早熟の日系画家・森ジョルジさんが、20日にサンパウロ市内で亡くなった。享年86。
1932年10月20日サンパウロ市生まれ。若干11歳から絵画を学び始め、44年から画家・高岡由也氏に師事し、47年にサンパウロ市で初の個展を開催。51年に出展した第1回サンパウロ・ビエナーレでは、当時の画家の中では最年少だった。
52年に、日系ブラジル人画家としては初めて仏留学し、モザイクやフレスコなど画法を学んだ。その後60年にも再渡仏し、グラッシ技法の活用法を研究。以降、66年には大阪、71年には仏でも個展を開くなど、ブラジルを中心に世界的に活躍していた。
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