全国工業連合(CNI)は23日、今月の消費者信頼感指数(INEC)が113・6ポイントだった事を発表した。
今年7月から5カ月連続での前月比上昇で、10月比での2・7%アップは、2014年1月以来の高い数値となった。また、同数値測定開始以来の平均値107・8ポイントも上回った。
また今月のINECは、昨年11月の値よりも12・5%高い。CNIは、消費者の間に景気回復への信頼感が戻る事は、経済成長のために欠かせないとしている。
消費者の景気への信頼感が高まると、購買意欲も高まり、需要が拡大。それに伴って、生産量、ひいては雇用や設備投資も拡大、増進していくからだ。
CNIは、INECが高まった理由として、国民の間にインフレ抑制と雇用回復の期待が高まった事が大きいとしている。
CNIが調査した「インフレ抑制への期待」と「雇用改善への期待」は、それぞれ、10月比で、8・6%と6・5%向上した。
前年同月比で見たインフレ抑制、雇用改善への期待値は、それぞれ、25%、19・1%も上昇している。
また、「収入増加の期待」は前月比で3・3%アップ、前年同月比では17・9%アップで、「負債減少の期待」も前月比で1・1%アップ、前年同月比では15・8%アップだった。
前月比では横ばいだった「経済状況への期待」も、前年同月比では16・6%アップだった。
CNIによる消費者信頼感指数調査の項目の中で唯一、前月比減となったのは、「高額商品の購買意欲」で、10月比マイナス0・5%だった。同項目は前年同月比でもマイナス3・8%だった。(23日付アジェンシア・ブラジルより)