先日から度々報じている、サンパウロ市南部イタイム・ビビの日本料理店「JAM」で、「スシマン」こと寿司料理人が大暴れして軍警に射殺された事件に関し、事件当時の監視カメラの映像がテレビなどで流れはじめて話題となっている。ビデオによると、スシマンは厨房を要塞のように使い、そこから出て出刃包丁2本を投げつけるなど、危険行為を行っていた。これに対し、軍警側は銃を持って5人がかりで対抗。最初はゴム弾やテーザー銃などの安全な銃を使っていたが、最終的にはスシマンの背面に実弾5発を浴びせ、死なせてしまった。たった1人の乱行に対して、もう少し落ち着いた対応はできなかったのか。
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11月のサンパウロ州の主要水系の降雨状況を見ると、カンタレイラ水系では132ミリを記録。10月と合わせて約320ミリと、降り方としては悪くなく、水位も36%に達した。春に入る前は「2013年の水危機と比べて水位が低い」と心配されていたが、5年前の同日の水位は31・8%なので、この春の降水でだいぶ持ち直した印象もある。予報だと、サンパウロ州では今週末に強い雨が降るとのこと。12月もこのペースで降ってほしいところだ。
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明日2日は、サッカーの全国選手権最終節で、午後5時に8試合がキックオフとなる。今季はすでにパルメイラスの優勝が決まり、サンパウロ州4強の2部落ちの心配もないので、ハラハラドキドキの要素はあまりない。そして、これが終わってしまうと、もう今季の公式戦はなし。しばらくはサッカー・ファンには物足りない時期になる。