サンパウロ市は、市内のフリーwi-fiスポットを今の120カ所から330カ所に増やす意向で、フリーwi-fiポイントの費用を私企業が負担する代わりに、利用者がアクセスした際に広告が端末に現れる仕組みを変更する。
サンパウロ市技術革新局によると、現行の方式は2代前のハダジ市長時代に始まり、wi-fiスポット維持のために市が負担する金額は年間1200万レアル(約3億6千万円相当)。120カ所それぞれにつく企業の協賛金は、1カ所あたり月額8千レアル(約24万円相当)だ。
新たに導入される方式では、動画配信サイト、YouTubeに倣い、フリーwi-fiの利用者はインターネット接続の際、利用端末に最大15秒の動画広告が流れる仕組みとなっているという。(9日付フォーリャ紙より)