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《ブラジル》国内航空会社4位のアヴィアンカが民事再生を申請=燃料価格高騰に耐え切れず

コロンビア系の航空会社、アヴィアンカ・ブラジルは10日、民事再生手続きの申請を行った。同社は、Gol航空、Latam、Azulに次ぐ、ブラジル国内4位の航空会社で、航空機を他社から借り受けて営業していた。
アヴィアンカ社はそのレンタル料の支払いが遅れているため、民事再生を受けられないと航空機を取り上げられ、既にチケットを購入済みの、年末までの乗客7万7千人へのサービスが提供できなくなるとしている。
同社はまた、5500人分の雇用が危機に晒されており、同社が所属するスター・アライアンスグループにも影響すると主張。景気回復がなかなか進まない現状や燃料価格の高騰、今年5月に発生したトラックストなどが原因で、キャッシュフローが悪化したと述べている。
向かい風の中、コスト改善に努めた結果、2017年決算では、ブラジル国内路線で黒字を計上した、しかし、国際線では赤字を出した。
アヴィアンカ社は、チケット購入客に向け、「販売したチケットには責任を持ち、予定されている全ての便を運行しますので、心配は無用です。便の予約もチケットの購入も可能です」との書面も発表している。(12日付フォーリャ紙などより)