ブラジル南部パラナ州クリチーバ市を本拠とするサッカーチーム、アトレチコ・パラナエンセ(アトレチコ)が12日、コロンビアのジュニオル・バランキージャ(ジュニオル)をPK戦で下し、スダメリカーナ杯初優勝を遂げた。
スダメリカーナ杯はリベルタドーレス杯に次ぐ南米大陸レベルの大会で、ブラジルからは、アトレチコの他に5チームが出場、南米全体で54チームが出場していた。
アトレチコは、一回戦でアルゼンチンのニューエルス・オールドボーイズ、二回戦ではウルグアイのペニャロールと、共に強敵との対戦になったが、どちらも勝ち進み、三回戦ではベネズエラのカラカス、準々決勝では同じブラジルのバイーアを、準決勝でもブラジル勢のフルミネンセを下し決勝に進んでいた。
決勝でぶつかったのはコロンビアの強豪ジュニオルで、5日に敵地で行われた第1試合は1対1の引き分け。アトレチコは第2試合も同じスコアで引き分けたが、PK戦で4対3と勝利し、戴冠となった。
ジュニオル戦では、第1試合でも、第2試合でも、相手にPKのチャンスが与えられたが、それを阻止してのトータルスコア同点、さらにPK戦での勝利だった。
チームの主力は決勝の2試合で2得点し、大会通算5得点で得点王にもなったFWのパブロ(元セレッソ大阪)。パルメイラスからレンタル移籍中のラファエル・ベイガも、中盤で攻撃の組み立て役となった。
アトレチコはこの優勝で、チーム初の国際タイトル獲得となった。ブラジル勢の優勝は、2年前のシャペコエンセ以来4回目だ。
また、アトレチコには、来年のリベルタドーレス杯へのグループリーグからの出場権と、レコパへの出場権が与えられる。(13日付ブラジル国内各紙、サイトより)
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