破竹の勢いで快進撃を続ける中国系資本の日用雑貨店「MINISO」(または「メイソウ」)が13日、東洋街の目抜き通りガルボン・ブエノ街13番にオープンした。「ダイソーっぽくてユニクロ風味、それでいて無印良品」と評される同店チェーンを経営するのが、株式会社「名創優品産業」(本社=中国広東省広州、本店=東京都銀座)。
チーフデザイナーである日本人の三宅順也氏と中国人の葉国富氏が13年に共同で設立。現在では世界中で2600店以上を開店し、月80~100店舗のペースで開店しているという。
ブラジルでは2017年8月に第一店舗を開店して以来、サンパウロ州やリオ州を中心に展開。リベルダーデ店開店で、43店舗目となった。
同店は、菓子店「セグレード・ドス・ドッセス」を経営していた尾西貞夫氏ともう一人の共同経営者がフランチャイズ契約を締結して開店。開店当日は、浴衣を着た従業員が立ち並んで〃日本風〃を大いにアピールしていた。(航)
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中国系資本の日用雑貨店「MINISO」の売りは、「100%日本品質・日本品牌(「日本ブランド」の意)」。日本のダイソーやユニクロを上手に真似て、本家以上に世界で広まっている。設立者の一人、三宅順也氏は2015年まで実際に日本法人の代表取締役だった。だが、同氏は日経ビジネスオンラインの取材に対して「メイソウは中国資本、経営も中国で行われていること」「商品をチェックしたことがないこと」を話しているという。ちなみに本家ダイソーはブラジルに6年前に上陸し、今年6月時点で25店。この11月には初のサンパウロ州以外の店舗として、パラナ州都クリチーバに出店。昨年だけで11店舗を展開するなど快進撃中で、「今後も年10店舗ペースを目指す」とのこと。ぜひとも頑張ってほしいところ。