全国財・サービス・観光・商業連盟(CNC)は14日に、12月の家計消費動向指数(ICF)が91・2ポイントだったと発表した。この値は91・7ポイントだった2015年6月以来となる、3年6カ月ぶりの高指数だ。
11月のICFは87・6ポイントで、上昇率は4・2%だ。4・2%との数値も、上昇率としては8年ぶりの高さとなる。
また、今年12月のICFは、昨年12月と比較しても11・7%高くなっている。
ICFは、0ポイントを最低値、200ポイントを最高値として測る指標だ。「一般家計が楽観的になっている」と判定できる目安のラインは100ポイントのため、今月の指数はまだ、そこまでは行っていない。
最後にICFが100ポイントを超えたのは、102・9ポイントを記録した2015年4月だった。
ICFは、「消費見通し」「耐久財購入」「収入」「クレジット購買」「雇用」「今の消費レベル」「職業面の見通し」の7要素から算出される。
11月から12月にかけては7要素全ての数値が上昇した。中でも上昇率が大きかったのは「耐久財購入」(11・2%)と、「消費見通し」(7・2%)だった。
CNCでは、金利と物価が下がったことで、一般家庭の家庭用電化製品購入意欲が高まったと分析している。
また、七つの要素を個別に1年前と比較した場合、上昇率がもっとも高かったのは「今の消費レベル」の24・3%で、次が「消費見通し」の16・4%だった。(14日付アジェンシア・ブラジルより)