13日、サンパウロ大都市圏ABC地区のマウアーで、市長のアチラ・ジャコムッシ容疑者が同市元局長らと贈収賄工作を行った容疑で逮捕された。同容疑者は5月にも逮捕されているが、後任の市長代理が財政破綻を起こしたため、かろうじて市長のクビがつながっていた。警察によると、同市長らは市内の学校の給食や制服をめぐり、九つの企業と不正契約を行っていた。さらに、23人の市議の内、22人に収賄の疑惑があるという。市民の側は、汚職がそこまで進んでいたことにショックを受けているだろうが、逆に疑惑に上がらなかった1人の議員が気になる。いっそのこと、その正直な市議に市長を代行してもらっては?
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ブラジルのマスコミはこのところ、連日のように次期大統領の長男フラヴィオ氏の元運転手ケイロス氏を巡る疑惑を報じているが、同件で「幽霊職員」の疑惑が高まっているケイロス氏の娘、ナタリア氏にも注目が集まりはじめた。ナタリア氏は芸能人を顧客に持つインストラクターで、人気女優ブルーナ・マルケジーネのインスタグラムの写真などにも写っている。通常の勤務時間帯に顧客に対応していたことも判明しており、疑惑を追及されるのは必至だが、どうする?
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シーズン・オフのサッカー。今は補強の時だが、サントスは13日に、今日15日に新監督としてホルへ・サンパオリ氏と正式契約と発表した。同氏はチリ代表やアルゼンチン代表を率い、スペインの名門セヴィージャで指揮を執った経験もある、世界的に有名な指導者。有望な若手が多いサントスだけに楽しみだ。
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