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《ブラジル》今年のコーヒー豆収穫量は史上最大=前年比37%アップの6000万袋

ブラジルの主要農作物であるコーヒーも、今年は豊作だった。(参考画像・Marcelo Camargo/Ag. Brasil)

ブラジルの主要農作物であるコーヒーも、今年は豊作だった。(参考画像・Marcelo Camargo/Ag. Brasil)

 ブラジル国家配給公社(Conab)が18日、今年のブラジル国内のコーヒー収穫量が、史上最大の6165万袋(コーヒー豆は生産国で麻袋に詰められる。1袋に詰める量は60キロ)だったと発表した。
 Conabは5990万袋の予測を立てていたが、それを2・9%上回った。
 また、今年の収穫量は、4496万袋だった昨年より37・1%増えた。Conabはこの原因として、「気候に恵まれた事」「栽培技術が進歩した事」「特にアラビカ種が2年おきの収穫増の年に当たった事」などを挙げている。
 ブラジル産コーヒーの中でも最も収穫量の多いアラビカ種の収穫量は、前年比38・6%増の4750万袋だった。この数値もアラビカ種として史上最高だ。
 ロブスタ種の突然変異種であるコニロン種は、32・2%増の1420万袋だった。今年の同品種の収穫増は、国内最大の産地であるエスピリトサント州が天候に恵まれた事が理由だ。
 今年のコーヒー豆の収穫が史上最高を記録した事で、輸出も記録的な量を記録した。
 ブラジル通産開発省通商局(Secex)によると、11月のコーヒー生豆の輸出量はほぼ400万袋だった。(18日付G1サイトより)